「初心者でも安心!飼いやすい大型犬ランキング」

「大型犬を飼いたいけど、本当に飼えるのか不安…」「初心者でも飼いやすい犬種ってどれ?」「室内で飼育もできるの?」

そんな疑問を抱えていませんか?

また、「力が強い」「広いスペースがないと無理!」と、大型犬を敬遠していないでしょうか?

実は初心者でも飼いやすく、性格が穏やかな犬種もたくさんいます。

ただし、犬種選びや生活環境、しつけのポイントを知らずに飼い始めてしまうと、思わぬトラブルが!

今回は、初めて大型犬を迎えたい方のために、犬種の特徴から生活準備、しつけや費用面までを網羅しました。

15年以上犬と暮らしてきた筆者が、実体験をもとに「初心者でも安心してスタートできる大型犬ライフ」のヒントをお届けします。


この記事でわかること

  1. 初心者でも飼いやすい大型犬ランキングとその特徴
  2. 飼う前にチェックしておくべき生活環境・費用・心構え
  3. 室内飼いを成功させるための工夫と向いている犬種の傾向

この記事を読み終えたときには、あなたにあった大型犬がハッキリとわかります!安心して愛犬との生活をスタートする準備が整っているでしょう。初心者でも大丈夫!大型犬との暮らしは、思っているより身近です!

  1. 【基礎編】大型犬ってどんな犬?初心者が知っておきたい特徴
    1. 大型犬の定義とサイズ・体重の目安
  2. 大型犬と暮らすための準備ガイド!飼育環境のチェックリスト
    1. 十分な飼育スペース・住環境があるか
    2. 散歩・運動の時間を確保できるか
    3. 食費・医療費などの経済的余裕があるか
    4. 集合住宅での飼育が可能か確認する
    5. 毎日の世話やしつけに時間をかけられるか
  3. 大型犬って最高!…だけじゃない?飼う前に知りたいメリット・デメリット
    1. 大型犬の魅力 存在感・癒し・賢さ
    2. デメリット 力の強さ・抜け毛・寿命の短さ
    3. トラブルを防ぐための対処法と工夫
  4. 2025年最新!大型犬初心者さん必見!飼いやすい人気ランキングTOP3
    1. 第1位:ゴールデン・レトリーバー
    2. 第2位:ラブラドール・レトリーバー
    3. 第3位:スタンダードプードル
  5. ランキングだけじゃない!初心者さんでも安心、飼いやすい大型犬たち
    1. 第4位:バーニーズ・マウンテン・ドッグ
    2. 第5位:シベリアン・ハスキー
    3. 第6位:サモエド
    4. 第7位:ボルゾイ
    5. 第8位:フラットコーテッド・レトリーバー
    6. 第9位:秋田犬
    7. 第10位:ラフコリー
  6. 大型犬との暮らし、もっと楽しく!初心者さん向け、しつけとケアの基本
    1. 子犬の時期から始めるしつけのコツ
    2. 被毛のお手入れ・トリミングの頻度と方法
    3. 食事管理と適度な運動習慣のつけ方
    4. 困ったときは専門家・しつけ教室の活用も視野に
  7. 大型犬の健康を守りたい!飼い主ができる病気予防と対策
    1. 胃拡張・胃捻転の原因と予防法
    2. 股関節形成不全・前十字靭帯断裂への注意
    3. 定期健診・早期発見・ペット保険の活用
  8. 大型犬と暮らしたい!準備から迎え入れまで、失敗しないためのガイド
    1. ペットショップ・ブリーダー・保護犬からの選択肢
    2. 迎える前に揃えたい基本アイテム一覧
    3. ケージ・トイレ用品・食器・ケアグッズの選び方
  9. 大型犬との暮らし、お金はいくらかかる?初期費用&毎月の費用を大公開!
    1. 初期費用(購入・ワクチン・登録など)
    2. 月々の食費・日用品・トリミング代
    3. 医療費とペット保険の選び方
  10. 大型犬との室内ライフ、これで安心!初心者さん向け、準備と注意点
    1. 大型犬OKの住宅・賃貸を選ぶポイント
    2. 快適な室内生活を叶えるための環境整備
    3. 室内飼いに向く大型犬の特徴と犬種選び
  11. 大型犬を家族に迎える前に。初心者さんが知っておきたい大切なポイント
    1. 命を預かる責任と覚悟
    2. 安易な衝動買いを避けるために
    3. 飼育中の困りごとはプロに相談しよう
  12. 大型犬との暮らし、夢じゃない!初心者さんでも幸せになれる秘訣
    1. 参考リンク・情報源

【基礎編】大型犬ってどんな犬?初心者が知っておきたい特徴

大型犬の定義とサイズ・体重の目安

犬のサイズ分類には明確な国際基準がありません。

一般的には体重によって分類されます。日本では、成犬時の体重が25㎏以上の犬種を大型犬とするのが多いです。

たとえば、環境省の調査では、体重10㎏以上25㎏未満を中型犬、25㎏以上を大型犬と分類しています。

実際にどんな犬種が大型犬に分類されるのか、代表的な犬種とそのサイズを見てみましょう。

犬 種 名体 高体 重
ゴールデン・レトリーバー51~61㎝25~34㎏
ラブラドール・レトリーバー56~62㎝25~34㎏
ジャーマン・シェパード55〜65㎝30〜40㎏

大型犬は、その堂々とした体格から威圧的に見える場合もありますが、実際は穏やかで優しい性格の犬種が多いものです。

その代表がゴールデン・レトリーバー。人懐っこく社交的で、家族やほかの動物ともスムーズに関係を築けるタイプです。

ラブラドール・レトリーバーは、さらにフレンドリーで賢く、盲導犬や介助犬としても活躍しています。

一方で、ロットワイラー(ドーベルマンに似た雰囲気)のように、警戒心が強く、冷静で慎重な性格の犬もいます。

大型犬の平均寿命は9〜13歳程度です。小型犬(14才前後)、中型犬(13才前後)に比べると、やや短い傾向があります。

大型犬を飼育する際の、特に大切なチェック項目です。

  • 運動量の確保:大型犬は、そのダイナミックな体格からもわかるように、活発な運動が欠かせません。毎日の散歩や遊びの時間をしっかりと確保してあげましょう。
  • 食事管理:体が大きい分、食事の量も多くなりがちです。しかし、ただ量を増やせば良いというわけではありません。健康維持には、栄養バランスを考えた食事が欠かせません。
  • 健康管理:大型犬は関節に負担がかかりやすく、股関節症などの疾患に注意が必要です。定期的に健康診断を受けるのが、病気の早期発見にもつながります。
  • 生活環境:大型犬が室内で快適に過ごすためには、十分なスペースが必要です。狭い場所ではストレスを感じてしまう場合もあります。愛犬がのびのびと過ごせるよう、広々とした生活環境を整えてあげたいですね。

ポイントを踏まえ、大型犬との素敵な生活を思い描いてみてください。大型犬との暮らしは、きっとあなたの人生をより豊かなものにしてくれるでしょう。

大型犬と暮らすための準備ガイド!飼育環境のチェックリスト

十分な飼育スペース・住環境があるか

大型犬は体が大きいため、広い生活スペースが求められます。室内での移動や休息のために、十分なスペースの確保が理想的です。



ここでは、魅力や犬種の紹介の前に、まず「今の住環境で問題ないか」を確認してみてください。

  • 室内スペース:大型犬が自由に動ける広さがあるか
  • 屋外スペース:庭や近くに運動できる場所があるか

たとえば、ゴールデン・レトリーバーは成犬で体重が25〜34㎏になります。これほどの大きさの犬が快適に過ごすには、広いリビングや専用の寝床スペースが必要です。

散歩・運動の時間を確保できるか

運動量はかなり多く、毎日の散歩や運動時間を取れるかが重要です。一般的には、以下の運動量が推奨されます。

  • 散歩:1日2回、各30分以上
  • 遊び:ボール投げやフリスビーなどのアクティビティ

ラブラドール・レトリーバーはエネルギッシュな犬種で、十分な運動がストレス軽減や健康維持に必要です。

忙しい日常でも、運動時間を用意できるかを検討しておくと安心です。

食費・医療費などの経済的余裕があるか

大型犬の飼育には、食費や医療費などの経済的負担が伴います。
実際にかかる主な費用を目安に、無理のない飼育プランを立てておきましょう。

項 目月 額 費 用 の 目 安
食費1万円~1.5万円
医療費5千円~1万円
トリミング5千円~8千円/回


スタンダードプードルは定期的なトリミングが必要です。その費用もあらかじめ考えておく必要があります。

費用を無理なく負担できるか、事前に見直すのがおすすめです。

集合住宅での飼育が可能か確認する

マンションやアパートなどの集合住宅では、ペット飼育に関する規約があります。大型犬の飼育が許可されているか、次の点を確認しておくと安心です。

  • 管理規約:大型犬の飼育が許可されているか
  • 近隣住民:犬の鳴き声や足音への配慮が必要か

一部のマンションでは小型犬のみ飼育可とされているケースがあります。トラブルを避けるためにも、管理組合や大家さんへの確認を忘れずに。

毎日の世話やしつけに時間をかけられるか

大型犬はしつけや日常のケアに時間と労力を要します。以下の点を踏まえ、無理のない範囲で対応できるかを考えてみてください。

  • しつけ:基本的な指示の訓練や社会化
  • ケア:ブラッシングや健康チェックなどの日常的な手入れ

たとえば、サモエドは抜け毛が多く、定期的なブラッシングと念入りなケア(換毛期)が必要です。

生活リズムに無理がないかあらかじめ見直してみましょう。

以上のポイントを踏まえ、大型犬を飼うための条件と生活環境を整えていくと、愛犬との快適な生活を安心してスタートできます。

大型犬って最高!…だけじゃない?飼う前に知りたいメリット・デメリット

大型犬の魅力 存在感・癒し・賢さ

飼える前提での魅力や課題についての解説です。

大型犬には、見た目のインパクトだけでなく人の心を癒す優しさがあります。次のような特徴から、初心者でも安心して接しやすいです。

ゴールデン・レトリーバーは、とても優しくおだやかな性格の持ち主。知らない人や子どもにもすぐなつき、家族として迎えやすいでしょう。

ラブラドール・レトリーバーはさらに賢く元気だといわれます。人と遊ぶのが大好きで言葉をよく覚えるため、しつけもしやすい犬種です。

大型犬は人に寄り添う力が高く、家庭内でもストレスを感じにくいと考えられます。さらに学習意欲も高く基本的なしつけをしやすいので、初心者に扱いやすいといえるでしょう。

また、癒し効果も科学的に立証され、文部科学省の研究で、大型犬のアニマルセラピーは社会に貢献しているとされます。

デメリット 力の強さ・抜け毛・寿命の短さ

大型犬には多くの魅力がありますが、一方で気をつけたいポイントもいくつかあります。ここでは、飼い主が感じやすい代表的なデメリットと、その具体的な内容をご紹介します。

よくある悩みポイント

  • 引っ張る力が強く、散歩中にバランスを崩す可能性がある
  • 抜け毛が多く、こまめな掃除やブラッシングが欠かせない
  • 成長スピードが速く、関節や内臓に負担がかかりやすい
  • 小型犬に比べて平均寿命が短めで、10歳には老化のサインが出やすい

日本獣医師会やペット保険会社の調査では、大型犬の医療費・ケア費用は小型犬より2割以上高くなるという結果です。



また、賃貸住宅での飼育は、広さの確保や床材の工夫など、住まいへの配慮も欠かせません。

トラブルを防ぐための対処法と工夫

こうした特徴を理解して準備すれば、大型犬との生活は驚くほど快適です。以下のような対策をとると、初心者でも安心して飼育が可能です。

初心者向けの工夫リスト

まずは、しつけや生活リズムの基本から取り入れてみましょう。

  • 「おすわり」「まて」「ふせ」などの基本的な動作は、生後3か月頃から少しずつ練習する
  • 散歩の時間帯やコースを一定にし、落ち着いた性格になりやすくする

つづいて、健康や体のケアについての工夫です。

  • 月1回のシャンプーと週に数回のブラッシングで抜け毛を管理
  • トリミングやしつけ教室など、プロのサポートを定期的に活用するのもおすすめ

最後に、もしもの備えや住まい環境にも目を向けましょう。

  • ペット保険に加入し、突然の病気やケガに備えておくと安心

ペット可物件であっても「大型犬可」と記載があるかどうか、かならず事前にチェックしましょう。また、床が滑りやすくないか、ケージのスペースが確保できるかも重要なポイントです。

大型犬は確かに手間がかかる面もありますが、その分、深い絆を築ける存在。初心者でも基本的な知識と準備があれば、無理なく迎え入れられるのではないでしょうか。

2025年最新!大型犬初心者さん必見!飼いやすい人気ランキングTOP3

第1位:ゴールデン・レトリーバー

ゴールデン・レトリーバー(性格・飼いやすさで圧倒的人気)

ゴールデン・レトリーバーは、初心者からの評価が最も高い大型犬種です。性格はとても温厚で人に優しく、子どもやほかのペットとも仲良くできます。

また、しつけがしやすく学習能力も高いため、基本的な指示をすぐに覚えるほど賢いといわれています。無駄吠えが少なく、攻撃性もほとんど見られないのも特徴といえるでしょう。

ジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種別登録数(2024年)でも、大型犬部門でトップクラスの人気があります。さらにアニコム損保の犬種ランキングでも、安心感のある犬種のひとつです。

実際に初心者に人気の理由は以下のような特徴にあります。

  • おだやかで感情が安定している
  • 初心者にも教えやすい素直な性格
  • 家族への愛情が深く、番犬にもなる
  • 都心・郊外どちらでも飼育しやすい

温和で親しみやすく、初めて犬を飼う家庭でも落ち着いて育てられるため、堂々の第1位となりました。

第2位:ラブラドール・レトリーバー

ラブラドール・レトリーバー(フレンドリーで多岐にわたる能力)

第2位は、万能型の性格を持つラブラドール・レトリーバー。明るく社交的な性格で、人と関わるのが大好きな犬種です。

盲導犬や災害救助犬など幅広い活動から、その知能と順応力の高さが伝わります。

とくに子どもとの相性が良く、家族全員と信頼関係を築く能力に優れているといえるでしょう。

また、基本的な指示を繰り返して覚える力が強く、しつけ面でも高く評価されています。

ラブラドールの魅力

  • フレンドリーで人見知りしにくい
  • 活発で散歩や遊びが大好き
  • 飽きずにトレーニングを続けられる
  • 短毛で手入れが比較的かんたん

ただし、食欲旺盛な傾向があり、肥満には注意が必要です。体重管理をしっかり行いながら運動を取り入れると、健康を長く維持できるでしょう。

動物病院やドッグトレーナーの現場でも、初心者に最もおすすめの犬種の一つとして、第2位で名前が挙がりました。

第3位:スタンダードプードル

スタンダードプードル(頭が良く抜け毛が少ない)

第3位は、知的で見た目も美しいスタンダードプードルです。

プードルには複数のサイズがありますが、スタンダードは体高45㎝以上で大型犬に分類されます。

非常に賢く、人の話を理解する能力にも優れています。ドッグスポーツやしつけ教室でも高評価を受けています。

また、抜け毛が少ない「シングルコート」(短毛)であるため、アレルギーを持つ家庭にも比較的飼いやすい犬種です。

スタンダードプードルの魅力

  • 抜け毛が少なく清潔に保ちやすい
  • 理解力が高く、トレーニングがしやすい
  • 攻撃性が少なく、落ち着きもある
  • 外見の美しさと気品を兼ね備えている

一方で、定期的なトリミングが必要なため、外見を整えるには時間と費用がかかります。ただ、それ以上に飼いやすさと賢さを兼ね備えており、初心者にもぴったりの犬種といえるでしょう。

ほかの大型犬と比べて運動量が少し控えめであるのも、室内飼いを希望する人にはメリットとなります。

初心者が飼育しやすい特徴を多く持つため、ランキング第3位になりました。

※参考 2024年 アニコム家庭どうぶつ白書、JKC登録数と初心者の飼いやすさに関する評価

ランキングだけじゃない!初心者さんでも安心、飼いやすい大型犬たち

第4位:バーニーズ・マウンテン・ドッグ

バーニーズ・マウンテン・ドッグ(温和で家庭的)

バーニーズ・マウンテン・ドッグは家族との生活を好み落ち着いた性格です。吠える回数が少なく、のんびりとした暮らしに向いているでしょう。

大型犬の中でもとくに穏やかな傾向があり、子どもとも相性が抜群。ただし暑さに弱いため、夏場の体調管理には細心の注意が欠かせません。

バーニーズ(セントバーナードに似ているといわれる)の特徴

  • 人が好きで家庭に馴染みやすい
  • 動きはゆったりとして落ち着いている
  • 長毛で美しい見た目だが、ケアは必須

第5位:シベリアン・ハスキー

シベリアン・ハスキー(社交的で遊び好き)

シベリアン・ハスキーは明るく、遊ぶのが大好きな犬種です。人懐っこく、多頭飼いにも向いています。

その一方で、自立心が強いのでしつけには時間がかかる場合もあります。初心者は、トレーニングを根気強く続ける姿勢が大切でしょう。

シベリアン・ハスキーの特徴

  • 元気いっぱいで、運動量が非常に多い
  • 賢いが指示に従うかどうかは信頼関係次第
  • ダブルコートのため抜け毛が多め

第6位:サモエド

サモエド(人懐っこく笑顔が魅力)

サモエドは“サモエドスマイル”と呼ばれる笑顔のような表情で知られています。社交的で人に対して非常に優しく、甘えん坊な面も。

見た目の美しさと性格のやさしさで人気があり、白く長い毛はケアが必須だといえます。

サモエドの特徴

  • 人とのふれあいを好み、さみしがり屋な一面もある
  • 見た目の印象どおり温和で攻撃性は低い
  • 被毛のボリュームが多く、毎日のブラッシングが必要

第7位:ボルゾイ

ボルゾイ(静かで落ち着いた性格)

ボルゾイは優雅で落ち着いた雰囲気を持つ大型犬です。大きな体格にもかかわらず、動きが静かで繊細な気質をもっているともいわれています。

吠えが少なく、室内でも静かに過ごすため、集合住宅でも比較的飼いやすいのも特徴です。

ボルゾイの特徴

  • 感受性が豊かで、強く叱ると傷つきやすい
  • 柔らかな毛並みで優雅な外見をしている
  • 飼い主に対する忠誠心が強く、信頼関係を大切にする

第8位:フラットコーテッド・レトリーバー

フラットコーテッド・レトリーバー(陽気で人懐っこい)

フラットコーテッド・レトリーバーは、ラブラドールに似た陽気な性格で、活動的です。人との交流が好きで、いつも楽しそうに過ごします。

知能が高くしつけもしやすい一方で、落ち着くまでに少し時間がかかるタイプといえます。

フラットコーテッドの特徴

  • 明るく元気で遊ぶのが大好き
  • しつけは比較的しやすいが、甘えん坊な面もある
  • 黒く光沢のある被毛が特徴的で、定期的なケアが必要

第9位:秋田犬

秋田犬(忠誠心が強く、慎重)

秋田犬は飼い主に対して非常に忠実な犬種で、日本が誇る大型犬です。

無駄吠えが少なく、静かな環境にも適応しやすい一方で、警戒心が強いため他人にはあまり懐きません。

初心者でも飼える可能性はありますが、社会化やしつけを丁寧に時間をかけて行う必要があるといわれています。もし飼育を検討する場合は、専門家や経験者に相談し、慎重に判断することをおすすめします。

秋田犬の特徴

  • 飼い主を一途に信じる忠誠心の高さ
  • しっかりとしたリーダーシップを求める
  • ダブルコートで、抜け毛は多め

第10位:ラフコリー

ラフコリー(知的で穏やか)

ラフコリーは映画『名犬ラッシー』で知られた犬種で、優しく賢い性格です。初心者にも扱いやすく、家庭犬として高い人気を誇ります。

被毛のボリュームが多く、毎日の手入れが必要ですが、吠えにくいので家庭が比較的穏やかになるでしょう。

ラフコリーの特徴

  • 賢く、命令をよく理解できる
  • 攻撃性が低く、子どもや高齢者とも相性が良好
  • 被毛のお手入れをこまめに行えば、美しい状態を保てる

大型犬との暮らし、もっと楽しく!初心者さん向け、しつけとケアの基本

子犬の時期から始めるしつけのコツ

大型犬は力が強くなるため、早い段階でのしつけが成功のコツです。
とくに生後2〜3か月頃の「社会化期」は、人や音、環境への慣れを育てる重要な時期。

子犬のタイミングでしつけを始めると、落ち着いた成犬に育ちやすくなります。

日常生活で役立つ基本的な指示を、遊び感覚で取り入れるのが効果的です。

  • 「おすわり」:落ち着かせたいときに役立つ
  • 「まて」:飛び出しやトラブルを防げる
  • 「ふせ」:リラックスさせたい場面で活用
  • 「おいで」:呼び戻しで事故を回避できる

また、しつけを教える際には、「叱る」よりも「できたときに褒める」のが基本です。初心者には取り入れやすい方法でしょう。

環境省の「人と動物が共生する社会の実現を目指して」にも、犬の社会化や適切なしつけが大切だと示されています。

被毛のお手入れ・トリミングの頻度と方法

大型犬は犬種によって被毛の質が異なります。短毛種・長毛種・ダブルコートなどそれぞれ特徴があり、お手入れ方法も様々です。

犬種別のお手入れの目安

犬 種 例ブラッシング頻度トリミング
ゴールデン・レトリーバー
長毛・ダブルコート
週3〜4回月1回程度
ラブラドール・レトリーバー短毛・シングルコート週1〜2回不要
スタンダードプードル
巻き毛・シングルコート
毎日が理想3〜4週間ごと

抜け毛の多い犬種では、とくに換毛期(春・秋)に被毛が大量に落ちるため、毎日のブラッシングが不可欠。掃除や空気清浄機の活用も併用すると快適さが保てます。

トリミングが必要な犬種(プードル系など)は、プロのトリマーに定期的に依頼するのが理想とされています。毛玉や皮膚トラブルの防止につながるため、健康維持にもつながるでしょう。

食事管理と適度な運動習慣のつけ方

大型犬の健康維持には、適切な食事と運動の両方が必要です。体重があるため肥満になりやすく、関節への負担や内臓疾患を招くリスクが高まります。

食事は次のポイントを意識してみてください。

  • 年齢・体格にあったフードを選ぶ(成犬用・シニア用など)
  • 一日2回に分けて与え、胃腸の負担を軽減
  • 間食は控えめにし、主食で栄養バランスを整える

運動については、犬種や年齢にあわせて調整します。活発な犬種(ハスキーなど)は、毎日1時間以上の散歩がよいでしょう。

また、以下のような運動メニューを組みあわせると効果的です。

  • 朝と夕の散歩を各30分
  • 広場でボール遊びをする
  • 自宅で知育トイや引っ張り遊びを取り入れる

アニコム損保の調査によると、運動不足は問題行動や肥満になるようです。日々の習慣が犬の寿命にも影響すると報告されています。

困ったときは専門家・しつけ教室の活用も視野に

しつけや健康管理に不安を感じたときは、専門家に相談するのが解決の近道です。プロのドッグトレーナーは犬の性格や行動傾向に応じて的確なアドバイスを行えます。

近年では、地域のドッグスクールやペットショップが主催するしつけ教室があり、初心者でも参加しやすいでしょう。

活用できる支援先の例です。

  • 地域の動物病院(相談やしつけ指導も一部可能)
  • ペット保険会社の相談窓口(健康・行動面のアドバイス)
  • 自治体の動物愛護センター(しつけ講座の開催)

とくに子犬の問題行動(甘噛み・無駄吠え・トイレの失敗など)は、早期に対応するのが改善策です。

また、YouTubeやオンライン講座など、自宅で学べるしつけ教材も活用できます。動画で学べるため実践しやすく、継続しやすい点が魅力です。

犬と信頼関係を築くには、焦らず落ち着いた対応が欠かせません。毎日愛情と根気をもって接していけば、初心者でも立派な飼い主として成長していけるはずです。

大型犬の健康を守りたい!飼い主ができる病気予防と対策

胃拡張・胃捻転の原因と予防法

大型犬に多く見られる病気の一つが「胃拡張・胃捻転症候群」です。

胃がガスで急激に膨れ、その後ねじれるという非常に危険な病気です。進行が早く、適切な処置が遅れると命に関わります。

とくに発症しやすいのは、以下のような犬です。

  • 胸が深くて幅が狭い犬種(例 ボルゾイなど)
  • 一気に食事をとる犬
  • 食後すぐに激しく動く習慣がある犬

予防策としては、以下がポイントになります。

  • 食事を1日2回以上に分けて与える
  • 早食いを防ぐために食器を工夫する(スローフィーダー使用)
  • 食後はすぐに運動させず、30分以上安静に保つ

また、症状が疑われる際は迷わず獣医に連絡を取り、迅速に診察を受けるのが大切です。

腹部が急に張る、よだれが大量に出る、落ち着きなく動き回るといった兆候があれば、すぐに病院へ連れて行きましょう。

股関節形成不全・前十字靭帯断裂への注意

骨格の大きな大型犬は、成長段階で関節や靱帯に負担がかかりやすい傾向があります。とくに多いのが「股関節形成不全」と「前十字靭帯断裂」です。

股関節形成不全は、股関節のはまり具合が悪くなる病気で、足を引きずるようにもなります。ラブラドールやゴールデン・レトリーバーに多く見られます。

前十字靭帯断裂は、後ろ脚の膝関節にある靭帯が切れてしまう怪我です。突然後ろ足をかばうような歩き方を始めるのが特徴で、手術が必要になる場合もあります。

予防のための習慣

  • 成長期の過度な運動は避ける
  • 肥満を防ぎ、関節への負担を軽減する
  • フローリングなど滑りやすい床にはマットを敷く
  • 高い段差の昇り降りは控える

一般的に、股関節や膝の問題は「大型犬に特有の運動器疾患」として注意が必要とされています。

遺伝的な要素もあるため、信頼できるブリーダーや団体からの迎え入れも重要です。定期的な運動と食事管理を徹底し、関節に負担をかけない生活環境を整える対策が必要でしょう。

定期健診・早期発見・ペット保険の活用

大型犬は体が大きいぶん、病気の進行が早く、治療費も高くなりがちです。健康管理の基本は、日常の観察と定期的な健康診断です。

年齢別の健診目安

年 齢健 診 頻 度検 査 内 容 の 例
0~6歳年1回一般診察、血液検査、体重測定
7歳以上~年2回内臓チェック、エコー検査、関節検査


とくにシニア期(7歳以降)では、病気の早期発見が健康寿命を大きく左右します。外から見えない内臓疾患や腫瘍の発見には、プロの診断が欠かせません。

また、急な病気や手術に備えて、ペット保険の加入も検討しておくと安心です。アニコム損保やアイペットなどの大手では、大型犬向けのプランも充実しており、実際に加入している飼い主からも高い評価を受けています。

ペット保険活用のメリット

  • 高額な手術費・入院費に備えられる
  • 若いうちからの加入で保険料を抑えられる
  • 通院費用も補償対象になるケースがある

さらに、犬の様子に少しでも変化があれば、日記やアプリに記録する習慣をつけると、診察時にも役立ちます。

家庭でのケアと病院でのチェックを組みあわせれば、健康維持につながるでしょう。定期的なチェックは病気の早期発見だけでなく、愛犬の性格や体調の変化にもいち早く気づける大きなきっかけにもなるのです。

大型犬と暮らしたい!準備から迎え入れまで、失敗しないためのガイド

ペットショップ・ブリーダー・保護犬からの選択肢

大型犬を家族として迎えるには、おもに3つの方法があります。それぞれの特徴を比べて、自分にあった選択をしましょう。

代表的な迎え入れ方法

方 法特 徴注 意 点
ペットショップ犬種が多く、気軽に見学できる出自や健康状態の確認が難しい場合もある
ブリーダー専門的に繁殖・育成された犬を迎えられる信頼できるブリーダー選びが重要
保 護 犬命を救う社会貢献にもなる年齢や性格に応じたケアが求められる


ブリーダー経由での迎え入れは、犬の血統や健康履歴が明確な点が安心材料になります。とくに股関節形成不全など、大型犬に多い遺伝的疾患のリスクを事前に確認できるため、初心者にも向いています。

一方、保護犬を選ぶ場合は、施設のスタッフと相談しながら性格や過去の経歴を把握するのが大切です。成犬からの飼育が多いため、しつけ済みの犬を希望する人にも適しています。

迎える前に揃えたい基本アイテム一覧

大型犬を迎える準備として、最初に揃えておきたいグッズがあります。サイズが大きくなる分、強度や使いやすさを重視した選び方が大切です。

基本的な準備リスト

  • 大型犬用ケージ 横幅120㎝以上の広めサイズが安心
  • 首輪・リード 頑丈な素材で長さに余裕があるタイプ
  • フードボウル(食器) 高さのあるスタンド付きが食べやすい
  • ベッド 体をしっかり支える厚みと広さを確保する
  • おもちゃ 噛んでも壊れにくい素材を選ぶ
  • ブラシ・シャンプー 毛質にあったケア用品を準備

とくに「ベッド」は、クッション性のあるものを選ぶと犬の関節にもやさしく、快適に過ごせます。

また、早食いを防止する「スローフィーダー食器」も人気のアイテムです。

トイレ関連の用品や設置場所に関する詳しい情報は、室内ライフのセクションでご紹介します。

ケージ・トイレ用品・食器・ケアグッズの選び方

迎え入れの準備として、基本的なアイテムの選び方もチェックしておきましょう。

ケージの選び方

  • 十分な高さと横幅がある(体高+10㎝が目安)
  • 折りたたみ式やキャスター付きなら掃除しやすい
  • 屋根付きなら留守番時の安心感もアップ

トイレ用品の選び方

  • 成犬サイズに対応した大判トイレシートを用意する
  • 滑りにくいトイレトレーで失敗防止
  • 消臭スプレーや除菌用品で衛生的に

※トイレ設置場所や消臭対策は、別セクションで詳しくご紹介します。

食器とケア用品

  • 食器スタンドは高さ調整できるものが便利
  • ステンレス製の食器は洗いやすく衛生的
  • ブラシやコームは被毛の長さにあった種類を用意する
  • ドライシャンプーなど、手軽なケア用品もおすすめ

買い物時の注意点

  • 通販ではレビューやサイズ表をかならずチェックする
  • 実店舗で実際に触れて素材や強度を確認
  • 初期費用がかさむため、あらかじめ予算を組んでおくと安心

大型犬を迎える準備は、手間も費用もかかりますが、安心・快適なスタートを切るためには重要です。

必要な物を事前にそろえておくと、犬も飼い主もストレスの少ない生活を始められるでしょう。

大型犬との暮らし、お金はいくらかかる?初期費用&毎月の費用を大公開!

初期費用(購入・ワクチン・登録など)

大型犬を迎える際には、最初にまとまった費用がかかります。

とくに犬の購入費は犬種によって差があり、人気犬種や血統書付きの場合は高額になる傾向です。一般的に、小型犬に比べて初期費用が高くなるといわれます。

主な初期費用の内訳(目安)

項  目費 用 相 場補  足
犬の購入費用15万~50万円ペットショップやブリーダーによる
ワクチン接種(3回分)2万~3万円生後2〜4か月頃に必要
マイクロチップ登録約5千円義務化されている(2022年以降)
登録費用約3千円自治体での登録が必要
初期用品(ケージ、ベッドなど)3万~6万円必需品を一とおり揃えた場合
合  計20万~60万円犬種と環境で変動あり

人気犬種であるゴールデン・レトリーバーやラブラドール・レトリーバーは、需要が高く販売価格も高い傾向です。

さらに、大型犬は身体が大きい分、ケージや首輪なども専用品が必要です。

月々の食費・日用品・トリミング代

大型犬の毎月の飼育費用は、おもに食費とケア用品にかかります。体格が大きく、食べる量も多いため、ドッグフード代だけでも1か月あたり1万円を超えるのが一般的といえます。

月々の費用目安(大型犬1頭分)

項  目月 額備  考
ドッグフード8千円~1.5万円高品質フードを選ぶと
費用が増加
おやつ・サプリ1~2千円トレーニングや健康維持用
トイレシート
・消耗品
1~2千円室内飼い時は消耗が多くなる
トリミング代5千円~1.2万円犬種により異なる
(プードルは高め)
予備費
(おもちゃ・雑貨)
1~3千円必要に応じて追加


毎月の平均支出は、おおよそ1.5万円〜2.5万円ほどです。長毛種の場合、被毛のケアが必要であり、トリミングの頻度や内容によっては費用が増えます。

たとえば、スタンダードプードルやサモエドは月1回以上のプロトリミングが必要です。1回1万円以上かかるのは珍しくありません。

日用品やトイレ用品は定期的な買い替えが必須。コストを抑えたい場合は、ネット通販や定期購入サービスの活用が有効です。

医療費とペット保険の選び方

大型犬は病気やケガの治療費も高額になりやすい傾向があります。とくに胃や関節系の疾患は緊急手術が必要になる場合もあり、数十万円の出費があるケースも。

よくある医療費の一例

  • 胃拡張・胃捻転手術:30万~50万円程度
  • 前十字靭帯断裂の手術:20万~40万円程度
  • 年1回の健康診断(血液・エコー含む):1万~3万円程度

医療費の負担に備えて、ペット保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。とくに若齢期から加入しておくと持病も減り、保険料が抑えられます。

ペット保険の選び方ポイント

  • 通院・入院・手術の補償割合:70%~90%がおすすめ
  • 支払い上限額:年間50万〜100万円のプランが安心
  • 保険料(月額):大型犬の場合、3千円〜8千円が相場

代表的な保険会社にはアニコム損保、アイペット、ペット&ファミリーなどがあり、それぞれ特徴や補償内容が異なります。比較サイトで内容を確認し、家庭の収支にあうプランを選ぶのが大切です。

また、貯金で備える選択もありますが、急な出費が重なると対応が難しくなります。いざというとき保険と併用しておくと落ち着いて対応できるでしょう。

大型犬との室内ライフ、これで安心!初心者さん向け、準備と注意点

大型犬OKの住宅・賃貸を選ぶポイント

大型犬を室内で飼うには、物件選びが最初のハードルです。一般的な賃貸住宅では、小型犬のみ可とされる物件が多く、大型犬に対応した住居は数が限られます。

大型犬可物件を選ぶときのチェックポイント

  • 「ペット可」ではなく「大型犬可」と明記されているか
  • 防音性や壁材の耐久性が高い構造になっているか
  • 階下に住人がいない1階物件なら足音トラブルを防げる
  • 散歩や排泄がしやすい周辺環境(公園や遊歩道)があるか
  • 敷地内に専用ドッグランや足洗い場が備えられていると理想的

不動産サイトでは「大型犬可」「大型犬相談可」などの条件で絞り込めるケースもあります。内見時には、ペット飼育時のルールや原状回復の義務についても管理会社にかならず確認しましょう。

快適な室内生活を叶えるための環境整備

大型犬との暮らしでは、空間のレイアウトや安全対策がとても重要です。狭い空間でも、ちょっとした工夫で快適な環境をつくれます。

  • ケージの位置:リビングの角や風通しのよい場所に固定
  • 床材の工夫:フローリングには滑り止めマットを敷くと関節への負担が軽減
  • トイレの場所:人の出入りが少ない静かなエリアに置くと失敗が少ない
  • 消臭・換気:空気清浄機や換気扇、ペット用消臭剤でにおい対策も忘れずに

また、家具の角には保護カバーをつける、電源コードはカバーで覆うなどの安全対策も忘れずに。とくに子犬期はイタズラが多く、思わぬ事故を防ぐために万全な準備を整えておきましょう。

以下は、室内での生活を快適にするために役立つアイテムです。

室内飼いサポートアイテム

ア イ テ ム選 び 方 のコ ツ
ケージ横幅120㎝以上、2ドアタイプが便利
安全フェンスキッチンや階段など立ち入り防止エリアに最適
床マットクッション性・滑り止め効果つきジョイント式や水拭きできるタイプが衛生的
トイレトレー滑り止め付き、大型犬用のサイズを選ぶ
空気清浄機ペット臭対応のフィルター搭載モデルがおすすめ


ケージやサークルを使ったトイレ空間の作り方は、実際の間取り例を見るとイメージしやすいです。

※参考リンクは記事末にまとめています※

室内飼いに向く大型犬の特徴と犬種選び

すべての大型犬が室内飼いに向いているとは限りません。活発で運動量が多い犬種は室内だけの生活にストレスを感じます。

落ち着いた性格や吠えにくさも重視して犬種を選ぶのが大切です。

室内飼いに適した大型犬の特徴

  • 穏やかで落ち着いた性格
  • 吠える頻度が少ない(近隣迷惑になりにくい)
  • 被毛が抜けにくく掃除がしやすい
  • 狭い空間でもくつろげる適応力がある

初心者向けの室内飼いに適した大型犬種

犬種名特徴
ゴールデン・レトリーバー穏やかで社交的
人との暮らしに適応しやすい
スタンダードプードル抜け毛が少なく、知能が高いためしつけやすい
ラフコリー落ち着きがあり、無駄吠えが少ない

ただし、どの犬種にも個体差があるため、実際に触れ合ってから判断するのが重要です。保護犬の場合も、性格を見きわめながら迎え入れると、室内生活にスムーズに馴染んでくれる可能性が高まります。

大型犬を家族に迎える前に。初心者さんが知っておきたい大切なポイント

命を預かる責任と覚悟

大型犬を飼うという決断は、単なる「ペットとの暮らし」ではありません。一つの命を長期にわたって預かり、生活を共にするという重大な責任を伴うのです。

体が大きい分、運動や食事、健康管理に求められる手間も増えます。一般社団法人ペットフード協会の調査によれば、大型犬の平均寿命は9〜13年ほどです。

短くとも約10年は責任を持って世話を続けなければなりません。

たとえ忙しい日が続いても、散歩や食事、声かけを怠るのは許されず、病気やケガの治療も高額になりがちです。

こうした現実を理解したうえで、自分や家族が本当に向きあえるかどうか、一度立ち止まって考えるのも大切ではないでしょうか。

大型犬を本当に飼えますか?覚悟チェックリスト

  • 毎日散歩や世話を続ける体力と時間があるか
  • 10年以上、生活の中心に犬を置けるか
  • 急病や高齢化に備えて費用と対応力があるか
  • 最期まで責任を持って看取る覚悟があるか

大型犬は見た目のかわいさや癒しだけで選ばず、「命を引き受ける」意識をもって迎え入れましょう。

安易な衝動買いを避けるために

ペットショップで子犬に一目惚れし、その場の感情で購入してしまう人も少なくありません。とくにSNSで人気が出た犬種は、見た目だけで判断されがちですが、成長すると体も性格も大きく変化します。

衝動買いを防ぐためには、事前に犬種ごとの特性や飼育負担をリサーチし、自分のライフスタイルにあうかどうかを見極めましょう。

衝動買いを防ぐチェックリスト

  • 飼いたい理由が感情的になっていないか
  • 自分の住環境に大型犬を迎える準備が整っているか
  • 家族全員の同意が取れているか
  • 一時的な流行や憧れで選んでいないか
  • 実際に成犬サイズの犬と触れあった経験があるか

犬は人と同じく、感情や個性を持つ存在です。ペットとしてではなく、「生涯のパートナー」として向きあう気持ちが、後悔しない選択につながります。

また、衝動的な購入が捨て犬や飼育放棄につながるので、犬を飼う社会的責任を自覚するのも必要です。

飼育中の困りごとはプロに相談しよう

大型犬のしつけや健康管理は、初心者だけで対応するには限界があります。とくに成長期のしつけや反抗期の行動は、独学だけでは改善が難しい場面も多く見られます。

そこで活用したいのが、ドッグトレーナーや動物病院、ペットシッターなどの専門家です。早い段階で相談すれば、大きな問題になる前に対処でき、犬との信頼関係も壊さずに済みます。

頼れる専門家の種類と役割

専 門 家対 応 内 容
動 物 病 院健康管理・ワクチン・病気の診断や治療
ドッグトレーナーしつけの指導や問題行動の矯正
ペットシッター留守番時の世話や散歩代行
トリマー被毛や爪などの定期ケア

また、地域の保健所や自治体のペット相談窓口も利用可能です。最近増加しているオンラインのしつけサービスは、住まいや時間の制約がある場合でもアクセスしやすくなっています。

犬との生活は喜びが多い反面、悩みもつきものです。悩んだときは一人で抱え込まず、相談してみましょう。プロの手を借りると、犬との暮らしがもっと穏やかで幸せなものになり、飼育継続の大きな助けにもなります。

大型犬との暮らし、夢じゃない!初心者さんでも幸せになれる秘訣

大型犬は魅力も多いですが、生活環境や世話の手間など事前に知るべき点も少なくありません。

本記事では、初心者でも安心して飼いやすい大型犬種や、その選び方・準備・しつけ・費用面について詳しく解説しました。

家族構成やライフスタイルにあわせた犬種を選ぶと、初めての飼育でもより快適に暮らせるでしょう。

以下に初心者が押さえておきたい6つのポイントを整理します。

  • 初心者向きの犬種を知る
  • 生活環境にあう犬を選ぶ
  • 毎日のケアに時間を割く
  • 病気予防や健康管理を徹底する
  • しつけは子犬期から始める
  • 費用や手間も見越して準備しておく


あなたのそばに、大切な家族が増える日も、もうすぐかもしれません。

犬との暮らしを検討中の方は、関連記事「海外の大型犬人気ランキング」※サンプル※もぜひご覧ください。

ペットとの生活をより豊かにするヒントが見つかるかもしれません。

参考リンク・情報源


大型犬との暮らしをもっと知りたい方へ。記事内でご紹介した内容の補足情報や関連リンクをまとめました。ぜひご活用ください。

※大和ハウスでは、トイレの位置やケージとの併用例など、参考になる間取り画像も紹介されています。

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