
1.はじめに
本報告は、ホンダPCX125およびPCX160に関する個人試乗の感想ならびに、
購入後の使用実態について記録したものである。
なお、PCX160については、2023年に購入後しばらく使用頻度が低かったが、
2025年に入り継続的に使用する機会を得たため、改めてその実態を記録するに至った。
目的
- バイクの機能性および使用時の利便性について主観的な体験を含めながら整理する
- 今後同車種の選定・導入を検討する際の参考資料とする
2.PCX125 試乗の概要
代車として貸与されたホンダPCX125は、キーレス機能を備えた車両であり
「ボタンダイヤル操作によるエンジン始動」を初めて体験した。
操作性は極めて簡便で、信号待ち等の停止状態からも円滑な発進が可能。
出足は非常に俊敏で軽快な加速が得られ、
燃費性能は約55km/L(実メーター表示)と高水準。
かつレギュラーガソリン仕様であった。
この体験を契機に、より上位モデルであるPCX160の購入を決意した。
3.PCX160の購入経緯
複数店舗において在庫状況を確認した結果、「納車まで1年待ち」との回答が多数を占めた。
一方、バイクショップ(〇〇〇マ店)においては
「2週間で納車可能」との提示があり、
加えて希望カラーおよび価格面の条件も合致したため、当該店舗にて購入を決定した(2023年)
4.使用における所感
(1)キーレス機構の運用性
キーレスである利便性を期待していたが、実際には
「ダイヤル操作を含む一連の起動手順(通称:ガチャガチャ)」
が必要であり、意図したタイミングで操作できない。
操作手順の煩雑さが、即時性に乏しい印象を与える。
(2)収納性の課題
シート下の収納スペースには、
自前のフルフェイスヘルメットが収容できず、
Dリングも装備されていないため、
駐車中におけるヘルメットの一時的な置き場所の確保が難しい。
加えて、内部照明がないため、夜間の視認性も十分とは言い難い。
(3)操作時の注意点
キーレス起動後の始動操作は、動作の手順が直感的でなく、条件が複雑である。
また、荷物の出し入れを行う際、自重でシートが下降する。
反射的にシートを跳ね上げると、ハンドル部のホーンに接触し、大音量が発せられる事象が確認された。
このため、シートの角度やハンドルの位置を最初から調整したうえで行動する必要がある。
(4)積載性の制限
足元のステップはフラットな構造ではなく中央が盛り上がっているため、
足の可動域や荷物置きに制約が生じる。
日常使用時にはリュック等の必要性を感じた。
5.総括
当初は複数の不便さを感じたが、運用上の工夫(例:暖気のタイミング、ライト持参等)により、
次第に快適な使用習慣が確立されつつある。
燃費はPCX125より若干劣るが、
日常使用には支障がなく、
加速性能および走行の滑らかさには満足している。
今後も引き続きPCX160との使用経験を重ね、最適な運用法を模索していく所存である。
※画像はAI(DALL·E)により生成されたイメージです。
※この文章は、公文書仕様です。
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